テイストメーカー、ハイプビースト(Hypebeast)によるパープルカラーの腕時計だ。
我々が知っていること
デジタルメディア分野で頻繁にコラボレーションを行っているタイメックスが新しい腕時計を発表した(なぜ知っているかは私に聞いて欲しい)。この時計は自動巻きでヴィンテージ風のM79をアップデートしたもので、メディアグループ、ラグジュアリーeコマース、そしてクリエイティブエージェンシーのパイオニアとして上場も果たしているハイプビースト(Hypebeast)と共同でデザインされた。
わずか500本の限定生産で、タイメックスの時計のなかでもかなり数が少ないM79 “フクシア” リミテッドエディションの価格は299ドル(約3万4000円。通常生産モデルより20ドルの割増)だ。このモデルはハイプビーストのオンラインリテールプラットフォームであるHBXを通じて、1月12日の23時(日本時間)から独占的に販売された(すでにSOLD OUT)。
この時計はタイメックスのスタンダードウォッチであるM79の外装を塗り直しただけのモデルではない。新しいデザインでは従来のメッシュスタイルブレスレットをやめ、タイメックス初となるステンレススティール製の新しいHリンクブレスレットを採用している。
ハイプビーストのホームグラウンドである香港にちなんで、曜日カレンダーは現行のタイメックスの時計に多く見られる英語ファースト、フランス語セカンドという従来の形式から中国語ファースト、英語セカンドで表現された。この時計は単なる色の変更だけが特徴ではないが、新しい色調は実に魅力的な選択だ。ダイヤルはハイプビーストが時計以外のコラボレーションで多く採用しているネイビーで、ベゼルはネイビーと魅力的なパープルピンクの2色に分かれている。
ヴィンテージウォッチ愛好家にとって、そのリファレンスは極めて明確なものだろう。M79の通常生産バージョンでタイメックスはロレックスのGMTマスターⅡと同様の赤と青の“ペプシ”ベゼルを採用し、わかりやすくその魅力をアピールしている。ハイプビーストは、このGMTマスターⅡ Ref.1675のヴィンテージモデルに見られる色が変化する比較的難解な現象を応用し、そのスピリットをキープした。これらの時計の多くは数十年にわたり一貫して太陽光にさらされてきたため、オリジナルの真っ赤な塗装が人々が“フクシア”と呼ぶピンクとパープルの魅力的な色合いにまで退色してしまったのだ。
ハイプビーストの新しいタイメックスにはこれほどロマンチックな背景はないが、同様の美的感覚をもつ優れた価値を提供する。ヴィンテージロレックスの世界では“フクシア” Ref.1675が非常に高い人気を誇っているが、まさにハンサムなカラーコンビネーションだ。
タイメックス M79 “フクシア” リミテッドエディションは退色したカラーベゼルとブレスレット、そして曜日・日付カレンダーのアップデート以外は通常生産のM79と事実上同じスペックだ。41mm×14.4mm、フードテッドラグをもつトノー型のSSケースにミヨタ製の自動巻きムーブメントを搭載し、逆回転防止ベゼル、アクリル風防、そして50mの防水性能を備えている。また、最終的な製品版ではケースバックに500本限定のシリアルナンバーが刻印される。
記念品のオススメ URL 2022年01月20日(木)13時02分 編集・削除
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