ソフトボールには二種類のルールがある
ソフトボールには「ファーストピッチ」と「スローピッチ」と呼ばれる2つの種類のルールが存在します。
日本国内でプレーされているソフトボールとは「ファーストピッチ」がほぼ全てと言って良いでしょう。オリンピック競技であり、好投手の球ともなるとプロ野球のスター選手ですら打てません。
反対に日本国内でマイナーな 「スローピッチ」ですが、世界的に見ると「スローピッチ=ソフトボール」と言われるぐらいに主流です。
野球が普及していない国でも盛んにプレーされているそうです。
VSOはそのうちの「スローピッチ」というルールでプレイしてます。
スローピッチをプレイすれば全世界の人と「球友」になれる可能性を持ったグローバルなスポーツなのです。
スローピッチの特徴
スローピッチは非常にシンプルで簡単なルールのゲームですので、誰でも興じることが出来る素晴らしいスポーツです。
まず日本でソフトボールと指すもの(一般的にはファーストピッチルール)との根本的な違いは、その投球にあります。
投手の手を放たれた投球は、左のイラストの如く山なりの弧を描いてストライクゾーンに到達します。
その山なりの頂点が、1.8メートル以下のままストライクゾーンに入っても「イリーガルピッチ」と言って、「ボール」となります。
この投球は実はこのルールの最大のキモでして、こうする事によって何をもたらすのか?と言うと、プロ野球選手が打席に立っても、初めてバットを握る女性の方が打席に立っても、まったく同じ様なスピードの、同じ様な球がやってくるという事です。
まず間違いなく1.8メートル以上の山なりボールで時速100キロの球なんてありえません。ですので自然と緩いスピードのボールを相手にする訳です。
特に男女混合でソフトボールをやられる機会のある方は、女性に優しく投げてね~と紳士協定的な行為がはじまってしまったりしますが、投げている投手も投げ辛いでしょうし、打つ女性にしてみてもなんかバカされたみたいで面白い訳がありません。
特にソフトボールを経験した女性の場合、男女混合でファーストピッチをプレイすると投球が極端に遅すぎても面白くなく、男性のウインドミル投手から快打を打つのも至難の業になります。これは女性とは限りません、男性の初心者にもそれは同じ事が言えるのです。
このスローピッチルールですと、みんなが同じ投球を打つのですから、レクリエーションスポーツとしては最適なのです。
ファーストピッチとのルール相違点
ファーストピッチとの違いを簡単に列挙すると・・・
ファーストピッチ
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スローピッチ
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プレイ人数
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9人
(Flex採用時は10人~) |
攻撃時11人 (10人目の野手はショートフィルダーとよばれ、フェアゾーンなら何処で守備をしていても構いません、ファーストピッチにはなし) |
投球
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主にウインドミル投法
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必ず1.8メートル以上の山なりボールを投げる |
盗塁
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あり
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なし
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パスボール
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あり
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なし
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バント
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あり
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なし
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タッチアップ
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あり
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あり
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離塁の
タイミング |
投手のリリース後
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打った後
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その他
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2ストライク後のファウルは三振
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この様なルールだからして、レクリエーション要素がおのずと高くなるのですが、やってみるとシンプルな中に実は奥深いものもあって、レベルの高い人程あの山なりボールを打つのを手こずったり、バットを振るのが初めての人でもヒットが打てたりと誰もが楽しめる要素が詰まっています。
スローピッチはルールであって投法ではない
スローピッチは「わざとゆっくりな山なりボールを打ち合う」10人制のソフトボールであって、投法の種類ではありません。
スローピッチ投法と一般的に言われているのはスタンダード投法と呼ばれるもので、市町村のファーストピッチのリーグの下位リーグでも、この投法で試合に興じてる方もおりますがルールは盗塁・バント・パスボールのあるファーストピッチルールですので、これらはスローピッチとは呼ばれません。
こういうチームにぜひプレイして貰いたい
スローピッチは誰でも楽しめるルールのスポーツですので、以下の様なチームに適しています。
・スローピッチに興味のあるチーム(これは無論ですね)
・男女混合でかつ、初心者の女性が多くいるチ-ム(守備には着きたくないな~という人でも、打撃専門のEHなど使えば打つだけでも楽しめます)
・職場やサークルのレクリエーションとして。また結成したてで、構成員の多くが初心者、まだチームプレイとかをこなすのが難しいチーム(バントがないのでバントシフトも敷く必要がなく、盗塁がないので刺す必要もない、内野にボールが返球されたらボールデッドなので、守備はそこそこでもなんとかゲームになります)
ぜひとも私たちと一緒に試合をしてみませんか?